葛木倭文座天羽雷命神社(かつらぎ しどりにいます あめのはいかづちのみことじんじゃ)奈良県葛城市

葛木倭文座天羽雷命神社は、奈良県葛城市にある天羽雷命をお祀りする神社という意味で、祀れている神様の天羽雷命(あめのはいかづちのみこと)は倭文氏(しどりし)の祖と言われています。

倭文(しどり)は織物のことで、天羽雷命が初めてこの技術を伝え、子孫もその技術を伝え広めたことにより倭文氏として全国に広がり、織物と裁縫の技術を伝えたといわれています。全国にある倭文神社のもととなる神社といわれています。蟹守敬之宮司は、なんと52代目とのことで、この蟹守という名前は、神武天皇の御父 鵜草葺不合命の生まれます時、海辺に宮室(産室)を建て、箒を造り蟹を掃ふ、つまり蟹から守ったところから蟹守を名乗っています。(古語拾遺による)

神社は二上山のふもとにあり、以前は二上山全体が神様として、二上山周辺は禁足地として入ることができなかったとのことです。

天羽雷命は、天照大神の荒衣(あらたえ)、和衣(にぎたえ)の御衣を織ったといわれていいます。荒衣(あらたえ)は麻の織物、和衣(にぎたえ)は絹の織物で、今でも天皇が即位される大嘗祭(だいじょうさい)や伊勢神宮の神御衣祭(かんみそさい)で、荒衣(あらたえ)、和衣(にぎたえ)の神御衣がささげられています。

天照大神の御衣を織って縫っていた服づくりの神様を祀る葛木倭文座天羽雷命神社にお参りからきものっくしてみませんか

神社名:葛木倭文座天羽雷命神社(かつらぎ しどりにいます あめのはいかづちのみことじんじゃ)

住所:〒639-0271 奈良県葛城市加守1045

アクセス:近鉄南大阪線 二上神社口駅から西へ徒歩10分

電話番号:0745-77-3079