大正・昭和のオシャレ着物「銘仙展」10月15日(土)~12月4日(日)開催。

アンティーク着物の中でもひときわ存在感のある「銘仙(めいせん)」。明治後半から大正、昭和初期にかけて手頃でデザインがおしゃれな絹の着物として一大ブームになりました。銘仙を見るとその当時の女性が銘仙を着ておでかけする時のわくわくする気持ちが今でも伝わってきそうです。

着物 薔薇文様銘仙(埼玉県立歴史と民俗の博物館蔵) 写真提供:同博物館
着物 青紫地椿文様銘仙 (埼玉県立歴史と民俗の博物館) 写真提供:同博物館

銘仙は、色鮮やかな色と斬新なデザインが魅力です。今回の企画展では、花柄や幾何学文様など、その当時の女性の心をつかんだおしゃれな銘仙が多数展示されます。そして、今でも埼玉県の秩父地方では、国の伝統的工芸品として銘仙がつくられています。その新作銘仙も見ることができます。昔の銘仙と今の銘仙をくらべみることも見どころです。また、着物の展示だけではなく、銘仙ができるまでの工程も展示され学ぶことができます。

10月29日(土)14:00~15:00 には①記念講演会「銘仙今昔物語」

11月12日(土)には学芸員による②歴史民俗講座「人の一生と銘仙」

11月6日(日)は地元高校生による③「銘仙ファッションショーin歴民」

11月20日(日)は④民俗工芸実演「高機実演」が行われます。

①②③につきましては事前申し込みが必要ですが、④は申込不要・当日先着順となります。詳しくは博物館のホームページを確認下さい。

アンティーク着物のブームの火付け役となった「銘仙」からきものっくしてみませんか。

埼玉県立歴史と民俗の博物館 外観 写真提供:同博物館

開催日時:令和4年10月15日(土)~12月4日(日)9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)

観覧料:一般400円  高校生・学生200円 

    中学生以下、障碍者手帳等お持ちの方(付添1人を含む) 無料

場所:埼玉県立歴史と民俗の博物館  〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219