浴衣の部分の名称は、基本的に着物と同じです。浴衣の名称を覚えると着物にもつながりますのでぜひ知っておいてください。実物の浴衣をお持ちの場合は、実物と合わせてみるとよりわかると思います。
最初に、イメージしやすい名称を覚えましょう。
〇洋服と共通する部分の名前・・身頃(みごろ)、袖(そで)、衿(えり)、裾(すそ)、裄(ゆき)など
〇体と同じ部分の名前・・脇(わき)、背(せ)、肩など
きもの独自の呼び名や漢字は頑張って覚えましょう。
〇きもの独自の部分の名前・・褄下(つました)※衿下(えりした)ともいう、衽(おくみ)など
きものでは、上下の長さを丈(たけ)といいます。袖丈(そでたけ)は袖の上下の長さ、身丈(みたけ)は身頃の上下の長さのことです。
きものでは、左右の長さを幅(はば)といいます。袖幅は袖の横の長さ、衽幅は衽の横の長さのことをいいます。
きものでは、左のことを上前(うわまえ)、右のことを下前(したまえ)といいます。着物は左右対称なので、部分名称に右左、上前下前をつけると部分名称になるので参考にして下さい。