煮綛芭蕉布 琉装着物「黄地 絽織 経縞」平成１６年 喜如嘉の芭蕉布保存会 ©つは写真館 比嘉厚
芭蕉布は、琉球王朝時代から庶民から王族まできていた「糸芭蕉」からとれる繊維を材料とした沖縄を代表する織物です。
第二次世界大戦後に消滅しかけた芭蕉布を、大宜味村喜如嘉で、糸芭蕉の畑を自ら復活させ、 工房を作り、現代へと繋いだのが人間国宝・平良敏子でした。
芭蕉布は、3 年ほどかけて糸芭蕉を育てることからはじまります。収穫後の糸づくりから、染め、織りまで、 膨大な時間をかけ、30 近い工程を経て完成します。この貴重な芭蕉布は、喜如嘉の女性たちの努力と熱い志 によって、今も大切に受け継がれています。
この沖縄の歴史や気候風土を感じる手仕事でつくられた芭蕉布の着物、帯地、裂地や資料など約 70 点が展示され見ることができます。糸が織りなす透けるような風合い、古くから伝わる琉球藍や車輪梅の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の 世界など、沖縄の伝統文化である美しい手仕事の魅力を是非お楽しみください。
この秋、京都観光をかねて 芭蕉布よりきものっくしてみませんか。
【イベント】
喜如嘉の芭蕉布を巡ろう！
●美術館「えき」KYOTO「芭蕉布 人間国宝･平良敏子と喜如嘉の手仕事」
●大阪日本民芸館「喜如嘉の芭蕉布物語」(会期：9月2日(土)～12月19日(火)/休館日：水曜日)
上記いずれのかの展覧会半券を、2館目の会場でご提示いただくと下記の特典が受けられます。
①当日料金が100円割引。
※大阪日本民芸館のみ、小･中学生は50円割引。各種割引実施期間は12月19日(火)まで。
②各館先着200名さまには、展覧会オリジナルポストカードを1枚プレゼント。
※ポストカードプレゼント期間は10月29日(日)まで。なくなり次第終了いたします。
□大阪日本民芸館へは、万博公園各ゲートで当館の半券をご提示いただき、会場までの「通行券」をお受け取りください。お問合せ：大阪日本民芸館 TEL:06-6877-1971(10:00～17:00/休館日：水曜日)
＜京都新聞ニュースカフェ特別講演会「喜如嘉の芭蕉布」＞
講演：平良美恵子さん（芭蕉布織物工房） 当日は三線の演奏もお楽しみいただけます。 ・開催日時：2023 年 10 月 4 日（水） 13:30～15:00 （受付：13:00）
会場：京都新聞文化ホール（京都市中京区烏丸通夷川上ル京都新聞ビル 7 階）
参加費：1,500 円（税込）
定員：先着 150 名（参加券を送付）
詳細、お申し込みは、2023 年 8 月 21 日（月）から下記二次元コードにて受付開始。 ・お問合せ：京都新聞 COM 開発推進部 TEL075（255）9757（平日 9:00～17:00）
【展覧会概要】
タイトル：「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」
開催期間：令和５年９月９日㈯～10月29日㈰ 会期中無休
10：00～19:30（入館締切：閉館30分前）
※着物「煮綛芭蕉布」１０点のみ、前期・後期で前・後身頃を替えて展示されます。
（前期）9月9日㈯～10月3日㈫（後期）10月4日㈬～10月29日㈰
開催場所：美術館「えき」KYOTO ジェイアール京都伊勢丹７階隣接
アクセス： JR京都駅下車すぐ
入館料※税込：一般1000円・前売り800円 高・大学生800円・前売り600円
小中学生600円・前売り400円
※障害者手帳をお持ちの方は、本人同伴１名まで当日料金より200円割引
主催：美術館「えき」KYOTO 京都新聞
特別協力：芭蕉布織物工房 喜如嘉の芭蕉布保存会 大宜味村
協 力：公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館、京都沖縄県人会、太田はるの
企 画：株式会社オフィスイーヨー
企画協力：株式会社東京画廊
写 真：比嘉厚（つは写真館）、鍋島徳恭（家庭画報）
お問合せ：ジェイアール京都伊勢丹 TEL075（352）1111（大代表） 公式ホームページ https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/ 公式 Twitter @ekimuseu