染色補正の仕事

染色補正のお仕事は、着物ドクター(医者)のような役割で、着物のシミ、汚れ、ヤケなどの生地難を直す仕事です。着物の染色工程で発生するトラブルや着用されて汚れたり保管している際の様々な汚れなどを修整します。

また、染め替え、柄足し、リメイク、仕立て替えなど総合的な着物の相談もしている場合もあり、きもの悉皆(しっかい)と呼ばれることもあります。

着物のシミや汚れの原因を見極めて、生地の状態や、色やシミの種類から溶剤や手順を選びシミを抜いていきます。染みを抜いたところの地色を見ながら染料を調合して、筆で補正して見た目に違和感がないように修整をしきれいにしていきます。

染色補正には、厚生労働省が認定する国家検定「染色補正技能士」の資格があり、2級と1級があります。しみ抜きの技術レベルの目安の1つです。

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