本場大島紬(ほんばおおしまつむぎ)は、名前のように鹿児島県の奄美大島からはじまり鹿児島県と一部宮崎県で生産されているシャリっとした絹触りと非常に繊細な絣(かすり)模様が特徴の織物です。大島紬は2度織るといわれ、絣のための締機(しめばた)が開発されたことで繊細な絣模様が可能となり、明治・大正・昭和と全国的に人気となりました。
名前に紬とついていますが、かつて全国的に人気となった時に紬糸(つむぎいと)の供給が間に合わず、生糸(きいと)でつくられるようになり、紬と名がついているのですが紬でなくなった織物です。
今回、この大島紬の魅力を一人でも多くの方に知っていただきたいと本場奄美大島紬協同組合・本場大島紬織物協同組合・藤絹商工協同組合が合同で行う展示会が開催されます。大島紬の新作発表など数多くの本場大島紬の作品を見ることができるまたとない機会です。
そのほか絣の刷り込み工程や製織の工程などの実演なども見ることができ、世界最高峰の絣技術の秘密を知る絶好の機会です。
大島紬から きものっくしてみませんか。
開催日時:2023年1月26日㈭~1月28日㈯ 10:00~17:00(最終日16:00まで)
開催場所:京都産業会館ホール(京都経済センター2F)京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地
アクセス:京都市営地下鉄「四条」阪急京都線「烏丸」より西へ徒歩2分(京都経済センターB1と直結)
入場:無料
主催:鹿児島県本場大島紬協同組合連合会(本場奄美大島紬協同組合・本場大島紬織物協同組合・藤絹商工協同組合)